2012年3月3日土曜日

DTP業界はかなりヤバイんでないかい?

パイの奪い合いの結果の続きです。

仕事明けを利用してハローワークに行き、警備会社に応募してますが不採用の通知しかいただいてません。ならばDTPへ!と、復帰も視野に入れて検索すると、ヒットする案件は警備より少ない。で、給与は平均175,000位~ですから警備とほぼ同じか若干高いくらい。参考→全国の転職/求人情報。中には12万~からありますから(汗 過去に応募して不採用になった会社も数社、載ってますw

で、気になるのが警備の方は未経験者、一方DTPは三種の神器が使えてこの価格。
しかし、労働負荷は圧倒的にDTPの方がきつい!

それでも警備かDTPかと問われれば、DTPを選ぶ人が多くいると思います。その理由は「夢」や「希望」がそこにあるからではなのでは? スキルがつけば給料が上がる、今はオペレータだけどいずれは独立したデザイナーになれるとか。

パイが拡大している時はその夢や希望がかなう可能性も出てきます。しかし現実はパイが縮小している状態。給料は上がるどころか下がることを想定しなければなりません。コストダウンによる分業化が進み全体が見えません。どこで働いているかにもよりますが、大手印刷会社系列の製版会社では下版前の赤字修正と面付け出力のルーチンワーク。入札に敗れて仕事が減ればリストラを目の当たりにします。警備の場合は、居抜きの形で所属会社は替わっても給料の現状維持もしくは賃下げで職場に残る場合がありますが、DTPの場合はクライアントと直に接していないためそれも難しい。

夢と希望に満ちてこの業界に入ってきたものの、現実を知り、スキルが付かないことを知り、ただ忙しいだけで勉強する時間も取れず終電まで働くことを知れば、どれだけの人が残るのか? 今は不景気だから、他に行く所がないからという理由で成り立っている業界のような気がします。

仕事に従事するひとりひとりにどれだけ夢と希望を与えられるのか? それが会社の使命だと思うのですが、どれだけ与えられているのでしょうか? 何社か面接に行った感触ですと居丈高に(奴隷で良ければそれでもどうぞ^^)といった感じでした。

それならラクな警備についてライフワークの勉強と体力を確保した方がまだマシって感じです。今はこんな状態のDTP業界ですけど、自分がこの世界に入った時は写植はアメリカンドリームだったのか?の最後の時でした。

東京ぼん太じゃないけど「夢もチボーもないね」ではなく、どれだけ夢と希望(まぁそれは幻想なのですが。。。)を与えられるかが業界の存続にかかっている気がします。こちらは「まっ、イロイロあらあな」でマイペースでやってきます^^

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