2012年2月9日木曜日

パイの奪い合いの結果

入札の結果、3月いっぱいで契約が終了することとなりました。

mixi日記にも書きましたが、競争原理社会に

「雇用の安定はない! 収入増加もない!」

といったのが末端にいる感想です。パイそのものが成長しているのなら話は別ですが、パイの成長が止まった、もしくは縮小している業界では激しい競争にさらされます。入札がそれです。

大口取引先が他社に奪われたり、もしくは極端に値段を下げられたりするとリストラが始まります。今までいたDTP・印刷業界がそれでした。それに抗うように上層部と大喧嘩の末、クビになったこともありました。

今回の入札も価格で決まったようです。社長曰く「あの価格ではやっていけない」です。
で、入札(プレゼン)に関する勝手な考察に書いたように居抜きという形で残る場合、当然、雇用条件は下げられます。そりゃそうですよね、安い価格で受注したわけですから。まだ「居抜き」の話はきてないのですが、多分ないでしょう。登録型派遣中心の警備会社ということですから。

パイが一定の場合、ゼロサム社会となり、ある者が利益を得るとその利益分だけ誰かが不利益をこうむることになるのですが、パイが縮小する場合(ry

書きたいことは山ほどあるけど、まだ頭が混乱して整理がつきません。ただはっきり言えることは、成長のない業界に身を置く人たちは「雇用の安定」と「収入の増加」に背を向けて生きていくしかないのでは?ということです。成長業界に移れる人は移った方がいいと思いますが、それとていつかは成熟産業となってきます。年齢のいった人は移ることそのものが難しいでしょう。

いゃもぅ、ここまでくると落語の「長屋の花見」のように貧乏をとことん楽しむ発想の転換が必要となってきます。今まで当たり前のように受けていた「雇用の安定」と「収入の増加」を捨てることによって、本当に大事なものは何なのかが見えてくる気もします。

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