2012年2月2日木曜日

教会(協会)月報作成のポイント

今月も無事、教会月報を出せました(^^;A 教会月報コンテストなるものがあれば、金賞はいただけるものと確信してます。長年、DTPに携わっていたものの、教会月報を手がけるようになったのは4年前からです。自分なりのこだわりやコツも出てきましたので、なにかの時の参考にでもしてください。

以前の状態の月報は自由投稿。当然、積極的に書こうという人は出てきません。牧師の巻頭言だけで完結してしまうこともしばしば。月ごとの投稿者割り当てをしても原稿はなかなか集まりません。

組織改編で自分が担当になり、やったことはアナログからデジタルに替わっただけ、中身は変わってません。原稿の集め方が従来通りでしたのでなかなか集まりませんでした。仕方なく自分でネタを漁り書いてました。自分のblogではないので、このやり方はよくないのですが、ただこのことに触発されて自主投稿が増えてきました。しかし、これも一過性のもの。再び投稿が集まらない事態に。。。

一年前からやり方を変えました。従来は教会員の近況報告のようなものを投稿としてお願いしてたのですが、「書く」という作業が苦痛で苦痛で仕方ない人がいるのです。無理強いはできません。これも賜物による違いなのかも知れません。 そこで投稿を活動報告に変えました。教会ではクリスマス会、バザー、修養会など様々なイベントが毎月のようにあります。そしてイベントに複数の方が関わっています。その中で書くのがさほど苦にならない方にレポートを書いていただいてます。写真を大きく載せれば4-5行で済む場合もあります。以下はポイントです。

読者をイメージしてvividに
極端な話、今の教会員が読むだけでしたら月報なぞ出さなくていいんです。皆が情報を共有してますから。でも教会員であっても教会を離れて活動している人がいますよね、宣教師とか神学生、他教会に転会された方。その方々に今どうなっているか知ってもらいたいのです。そして未来の読者、自分であり、これから教会に来られる方です。

判型はB5、ヨコ書き
異論もあると思いますが、見せるか読ませるかによって判型は変わってきます。写真集のように見せるものは判型は大きいほうがいいでしょう。一方、読ませるものは文庫のように判型がコンパクトなものほど読みやすくなりますね。
タテ書きかヨコ書きかなのですが、アルファベット使用を前提にすれば横書きにならざるを得ません。縦組みで美しい和欧混植の組版に出会ったことがありません。
まぁ、そんなこんなでB5ヨコ書きにしました。

ノドあきは20+20mm
見落としがちなのがここです。機関紙は必ずパンチしてファイリングします。パンチした時に文字や写真が欠けない設定にしてください。版面設計の天、地、小口のアキはまずノドあきを決めてからがいいでしょう。

基本本文はMS明朝、11pt、23pt送り
現役のDTPerから異論が出るような設定ですが、以下の理由でこうなりました。
自分以外の人が編集できる環境の構築。以前はOpenOfficeで作成してましたが、これとてバージョンUPがありますので「パーソナル編集長」を購入。使用フォントもフリーフォント使用することで、いつでも引き継ぎができるように。
で、意外とお気に入りなのがMS明朝とMS P明朝の混合使用。文字詰めをしたい時、アプリではなくMS P明朝に変えて詰めたりしてます^^
11pt、23pt送りはいくつかサンプルを作り、教会員に選んでもらった結果です。逆にこれくらいポイントが大きく、行間が開いてますと文字数が多い場合、ポイント下げ、行間を狭めて調整しても読み辛さなく収まりますので編集が楽です。
文字数の少ない場合は、写真、イラストなどをデカデカと入れてください。

写真はUPで
イベントがあると参加者全員が入った記念写真を撮ったりしますが、この写真を使用するのはお薦めしません。個人のUP写真を使用してください。違いは一目瞭然です。自分の教会にある印刷機は性能が低いので、集合写真ともなりますと誰なのか分からなくなってしまします。

本文書体、見出しを変える
基本本文はMS明朝、11pt、23pt送りなのですが、全ページこれでやったのではメリハリがなくなります。ですから投稿によっては10pt、20pt送りにしたり、ふい字などのフリーフォントを使ったりします。

まずはこんなところでしょうか。

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