2012年2月15日水曜日

伝説の守衛長

勤務先で先輩同僚たちの間で度々話題に上るのが、前々守衛長だった荻野氏。
給料の未払いが1年近く続き、去年の3月に会社を去ったのだが、同僚の方々の評価はすごぶる良い。
自分はお会いしたことがないため勝手に『伝説の守衛長』と呼ばせていただいている。

警備会社は2社目なのだが、以前のところと雰囲気は大違い。
以前のところは他人の粗捜しをして上に報告、点数稼ぎの風潮が蔓延していたのだが、今の職場は互いに助け合う、かばい合う。正直、ここを離れたくないと思う。

この雰囲気の違いは事業所規模の違いだけで醸し出されるものではないだろう。

前回のところは60人規模ということもあり、細部まで目が届かなかったためなのか、粗捜しが得意でチクる連中が重用されてきた。
ひとくちに警備といっても部署によって負担が極端に違う。酷暑、極寒の中の立哨に対して、本部に座ってダベり、たまに巡回に出て隊員の粗捜しをする本部勤務があった。そしてどちらも同じ給料。同じ給料ならラクできる本部勤務になろうと粗捜し、チクりが横行していた。そして残業代が稼げるのも本部勤務のみ、体力的にも本部勤務ならさほど苦にもならんしね。

組織が大きくなるとトップは細部まで目が届かなくなり不安になり、報告を小まめに上げる部下を重宝するのは理解できる。問題はその先にある。以下(ry

今の事業所は15人規模ということもあり、トップの目が細部に届く範囲にある。しかし、規模の違いだけでここまで雰囲気は変わってくるとは思えない。60人規模であれば4つに分けて構成することが可能であり、事実、以前のところも似たようなシステムを取っていた。

やはりトップの資質によるものなのだろう。

違う事業所から移ってきた警備員が夜、寝酒の酒を買いに行った時、締め出したという話を聞いた。
その警備員は今も同僚としている。そして伝説の守衛長を慕っている。
『もし』荻野守衛長がいたならば、入札にはならなかっただろうという声も聞こえてくる。

一度、お会いしてみたいものだ。

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